二十四節気のひとつ大寒にあたるこの時期、切干大根の製造をおこなっています。

今年の冬はお正月前後を除き暖かい日が多く、切干大根作りが難しかったのですが、ここにきて安定した冬型の気圧配置が続いており、やっと本格的に製造を始めることができました。

作り方は、ダイコンのヘタを切って皮をむき、10cmほどの長さの細切りにします。よしずの上に広げ、毎日1~2回かき混ぜてムラ無く乾燥するようにします。

今の時期なら3日程度で完成ですが、途中に湿度の高い日があると余分に数日を要するため、天気予報をチェックして作業を開始する日を決定します。

生のダイコンの水分量は95%ぐらい。ここから水分が抜けますので、1Kgの切干大根を作るには20Kgほどのダイコンが必要です。

この時期の寒さにあたったダイコンは甘味が増しています。市販品は温風で強制的に乾燥させることが多いようですが、自然の寒風で切干大根にすることで、旨味が凝縮した美味しい製品ができます。