日本学校農業クラブ連盟(FFJ)は、昭和25年に発足し、「科学性」・「社会性」・「指導性」を高めることを目標に、農業に関する教科・科目を学びながら様々な活動をおこない、次世代の担い手として日本の農林業の発展をはじめ、幅広い産業界で活躍できる人材の育成に貢献してまいりました。現在は約380校・9万人の高校生が学校農業クラブ活動に参加しております。
毎年秋に開催される日本学校農業クラブ全国大会は、「農業高校の甲子園」とも呼ばれ、クラブ員は、全国大会への出場をめざします。農業に関する研究発表、各種の競技会、意見交換などを通じて、学習成果の発表の場としてだけではなく、その研究成果や提言は、農業・食品産業界や研究機関などからも高い評価をいただいております。
平成28年度に開催される「第67回日本学校農業クラブ全国大会」は、近畿学校クラブ連盟が引き受け、大阪府学校農業クラブ連盟が、その大会の企画・運営を担当することになりました。
本府は、古くは天下の台所と称され、水の都とも呼ばれています。農産物等の集積地として大いに発展し、現在も大都市近郊で生産性の高い農業を行なうとともに、食品製造業では全国有数の生産額や従事者数を保っています。また、近年、農業の6次産業化や農と食、人と環境などの関わりが注目され、健康な生活やヒューマンサービスの分野にも広がり、本府では、地産・地消のエコ農産物や、地元ブランドの特産品を大阪産(おおさかもん)として、その普及活動も盛んになっています。
本大会から、新学習指導要領に対応した新しい実施基準となります。大阪府学校農業クラブ連盟は、1,300余名のクラブ員が創意と工夫を重ね、本大会が、新たな時代に対応した農業の在り方を示すとともに、これからの日本の農業の振興に寄与できる意義ある大会となるよう、全力で準備を進めてまいります。
つきましては、本大会の趣旨をご理解いただき、関係の皆様のご指導・ご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
平成28年5月
大阪府学校農業クラブ連盟会長
大阪府立農芸高等学校 押谷 亜紗
第67回日本学校農業クラブ全国大会事務局
大阪大会生徒実行委員会委員長 沖野 知夏
第67回日本学校農業クラブ全国大会事務局長
大阪府立農芸高等学校長 真鍋 政明