知的財産・起業家教育 chizai

平成22年度から、独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT)より「知的財産に関する創造力・実践力・活用力開発事業」の研究指定を受け、平成26~28年度には展開型校として知的財産権学習を推進してきました。(詳細はこちら)

平成30年度~令和2年度には文部科学省のスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール事業(SPH)として特色ある15事業と社会に開かれた教育課程の整備を行い、今年は令和6年度 知財力開発校支援事業として採択され、知的財産教育を推進しているところです。

日々の教育活動の中で、

知的財産を踏まえたモノづくりや商品開発等の場を通じて、創造性や実践的な能力を育む取り組みを進めています。(詳細はこちら)

    

【登録商標:のうげいポーク】         【商品化:農芸ポークカレー

本校の特色ある取り組みとしては、平成22年度に資源動物科で生産される豚肉を「のうげいポーク」として商標登録を行い、

平成24年度には熟期が早いブドウの新品種「美原バイオレット」の品種登録出願が農林水産省に受理されました。

平成28年度には、創立100周年を記念し「のうげいポーク」と本校産の野菜や果物を使用したレトルトカレー「農芸ポークカレー」を開発・販売(商品化)を行うなど、知的財産の創出により、農業の6次産業化を実践しております。

商品化の第1弾として、平成28年度に製造した農芸ポークカレーは地域からも大好評で2,000箱が完売。第2弾として平成29年度に農芸ポークカレーの甘口と中辛の3,000箱の製造を商品化、そして第3段として平成30年度に農芸ポークカレーの甘口の製造(追加)と農芸ポークシチュー、第4弾として農芸野菜カレーと農芸カレーうどんの素、第5弾として農芸ポークカレーの復活と農芸キーマカレーを新たに商品化いたしました。

各レトルト食品の箱の中にはガラムマサラの風味スパイスとトウガラシの辛味スパイスなど、新しい生徒のアイデアがたくさん詰まっております。

 

「知的財産に関する創造力・実践力・活用力開発事業」の一環として「地域別交流・研究協議会」が開催された際には、本事業に参加の専門高等学校・高等専門学校における知財学習の担当教員、生徒等が出席し、各校の取り組みやこれまでの各校の知財学習の取り組みに関する発表を行い、情報交換等を通して日々の知財学習に活かしています。

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平成29年度には、山口大学工学部で開催された「地域創成に資する専門教育機関と中小企業の連携支援事業」成果報告会に参加し、平成30年度にはスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール事業により他府県の実業系高校と共に意見交換を重ねたり、学校間交流により、全国に知的財産権学習や実践的な学びを通した人的ネットワークが構築されております。

 

このような知的財産権や起業家教育を通して、多くの生徒間、学校間交流はもちろん、各種団体や企業連携などを通して出前授業や商品化など発展した取り組を生み出すきっかけとなっております。

 

詳しくは、

平成29年度に山口TLOおよび山口大学と取り組みました

「地域創成に資する専門教育機関と中小企業の連携支援事業」の成果報告について

下記サイト(山口TLO)の「こうすればうまくいく産学連携ハンドブック」をご覧くださいませ。

http://www.tlo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/tloevent_20180223/

生徒達の活躍はメディア等でも取り上げられておりますので、ぜひご覧ください。

 

【メディア報道】

・産学官連携ジャーナル誌 平成28年5月号「大阪府立農芸高等学校における知財学習の展開

・朝日新聞 平成28年7月6日(水)「のうげいポークで農芸カレー

・日本農業新聞 平成30年12月17日(月)「農高カレー 自信作

・大阪日日新聞 平成31年4月21日(日)「府立農芸高校生が新たに「シチュー」開発

また、

「知的財産に関する創造力・実践力・活用力開発事業」展開型校

に関する取り組み詳細につきましては、以下をご覧ください。SPH事業はこちらをご覧ください。

平成28年度 知的財産に関する創造力・実践力・活用力開発事業 報告(最終報告書)


 

朝日新聞 平成28年7月6日(水)


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