2016年6月9日 本校資源動物科2・3年生を対象に実施されました。
酪農の夢出張授業とは、全国農業協同組合連合会(JA全農)では、昨今の酪農家の減少の流れを止めるべく、その後継者育成のための活動として高校生向け出張授業を実施されており、日本コカ・コーラ株式会社の「5by20/2020年までに女性実業家を500万人まで増やす支援活動」に賛同したJA全農が女性酪農家の育成とともに日本の酪農業の維持・発展を目ざして共同で実施しています。昨年の秋、神奈川県で実施され、今回第2回目として本校を選んでいただき実施されました。
日本コカ・コーラ株式会社から、実は原材料として牛乳が最も多く使用されているという現状や、女性の働き方についてご説明いただき、JA全農酪農部から、日本酪農の現状について貴重なお話を伺うことができました。
また、女性酪農家の柴田さん(秋田)・長崎さん(滋賀)から、自身の牧場での活動を中心に酪農家の現状等をお伺いし、酪農のやりがいや社会的な意義についてお話いただきました。
実施後の生徒アンケートでは「受講前と比較し、酪農に対する理解は深まりましたか?」という質問に対して、96%の生徒が「はい」と答え、全体を通しての感想では「酪農家の方が牛も家族も同じ・大切といっていたことに自分の考え方も少し変わりました。」「かっこいいなと思った。自分も将来のこと考えられる良い機会になりました。」 など、今回の出張授業の内容を理解したと思われる回答が多数ありました。質疑応答では、リアルな酪農家の現状に踏み込んだ質問もあり、大変有意義な時間となりました。
また、終了後に個別の質問にも応じていただき、本校における実際の酪農現場での疑問や、飼養管理の工夫などのアドバイスをしていただきました。
当日は数多くの関係者様にお集まりいただき、ご準備いただき、本当に貴重な授業を生徒達は聞くことができました。
今回の、酪農の夢出張授業の開催は、7月13日に実施されました、第21回酪農教育ファーム近畿地域推進委員会で、近畿地域の活動としてJA全農西日本から報告されました。
先日、本校でのこの取り組みの実施について、ちくさんクラブ21 VOL.105 にも掲載されました。