2026年4月3日(金)、ハイテク農芸科 草花造園専攻の生徒たちが、大阪城公園にて校外実習を行いました。

この実習は、都市における公園緑地の重要性を理解し、実際の管理現場における造園・園芸技術を学ぶことを目的としています。「都市緑地見学実習」の一環として、2年に1度実施している本校の特色あるカリキュラムの一つです。

昨年の様子はこちら

農芸高校ハイテク農芸科 都市緑地校外実習参加報告

 

大阪城公園概要

歴史のロマンがあふれる天守閣を中核に据えた大阪城公園は、大阪の中心に位置する都市公園です。
数々の重要文化財を擁する一方で、梅林や西の丸庭園が四季の装いを見せ、緑あふれる森に包まれた都会のオアシスでもあります。
また、音楽やスポーツを楽しむ人々が絶えず訪れ、市民の憩いの場として豊かなたたずまいを見せています。

中央にそびえる天守閣は外観5層、内部8階建の歴史博物館。公園内には13棟の重要文化財を始め、歴史を今に伝える史跡や伝承地が点在しています。
屈指の野外音楽堂「大阪城音楽堂」や16000人収容の「大阪城ホール」では連日コンサートやイベントが開催されます。また公園の各所でさまざまな楽器を練習する市民の姿もみられます。
園内はランニングやウォーキングを楽しむ人々が絶えません。また「野球場」「弓道場」「修道館」などの施設も利用されています。

大阪城公園HPより引用(一部要約)

 

 

今回の実習では、以下のような目的を持って活動しました:

都市緑地の理解:大阪城公園の見学を通して都市部における生物多様性と持続可能な緑地空間管理について学びました。

実践的な体験: 指定管理として管理業務にあたるうえで、限られた予算内で最大限の植物の手入れをする方法について、理論だけでなく実践的な知識を深めました。

 

実習に先立ち、前日の4月2日(木)には事前学習を行いました。
テーマは「風景を『見る側』から『つくる側』へ」。
普段何気なく通る通学路や身近な風景が、実は誰かの意図によって植栽され、庭師の手によって管理されていることを学びました。実習当日に向けて、生徒たちには以下の3つの視点を持って臨むよう伝えました。

 

大阪城公園 校外実習 事前学習

 

 

 実習当日:都市公園管理の最前線を学ぶ
午前9時、森ノ宮駅前の広場から実習がスタート。歴史的価値と都会のオアシスとしての機能を併せ持つ大阪城公園を舞台に、専門家の方々から直接ご指導をいただきました。

【指定管理業務と未来の姿】
大和リースの菅野様より、大阪城公園の指定管理における具体的な業務内容について講義をいただきました。様々な企業が連携して公園を運営する仕組みや、歴史を継承しながら未来へとつなぐ公園のビジョンについてお話しいただき、生徒たちは社会における造園業の広がりを実感しました。

【植栽管理の実際とバックヤード】
実地講習では、株式会社永将建設の岡田様より植栽管理の実際を、関西植木株式会社の北田様より「マツの剪定技術」と「指定管理における効率的な剪定業務の在り方」を教えていただきました。
限られた予算や時間の中で、最大限の美しさと健康を維持するためのプロの判断基準を学び、理論と実践が結びつく貴重な体験となりました。

 

【当日の様子】

 

 

 

生徒の感想

大阪城公園 造園実習 振り返り

 

最後になりますが、お忙しい中、未来の造園・園芸を担う生徒たちのために貴重な学びの場を提供してくださった関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。