後藤新平・新渡戸稲造記念「第22回全国高校生・留学生作文コンクール」に応募したところ、「イチジクと私とSDGs」と題したハイテク農芸科2年生のAさんの作文が受賞いたしました。

全国2,497編の応募作品のうち、20本ある奨励賞の1つとして受賞されました。

作文の一部を抜粋して紹介いたします。

 果樹園にある青い格子状のネットをくぐると、そこには私の手のひらよりも大きな緑色の葉っぱが茂っていてその茂みの中から赤い果実が実っています。

 イチジク園の中には光り輝く反射フィルムが敷き詰められていて、手に持つ照度計の示す数値は2万ルクス以上。太陽光が空からも降り注ぎ反射フィルムで下からも当たります。反射フィルムを用いて太陽光エネルギーをコントロールすることで反射率が高くなり、果実に養分を上げることができ、着色など果実全体の生育を大いに促進させようと取り組んでいます。

 このようなイチジクの研究のきっかけは、入学当時は嫌いだったイチジクが、植物バイオテクノロジーの授業で食べたイチジクだそうです。

 自分自身で糖度の高いおいしいイチジクを作りたいと思い研究を始めたAさんが、やがて大阪の特産品であるイチジクとして広めたいという志へと変化していく。そしてそれら研究活動が授業で習ったSDGsや自分の夢や目標へと繋がっていく、とても興味深い内容の作文でした。

今後の活躍が楽しみですね。

作文コンクールの詳細は拓殖大学HPをご覧ください。

https://www.takushoku-u.ac.jp/summary/sakubun.html