果樹専攻の生徒で
大阪府と京都市の県境にある摂南大学農学部の視察見学に行ってきました。
校舎の屋上は見晴らしが最高です、枚方から京都タワーまでを一望できます。
校舎内はとても広く、農学部だけで1000人以上の学生が一同に学べるキャンパスの広さと施設の充実さに驚きました。
今回の視察見学の目的の1つは
ナシの重要な病気である赤星病について、菌の博士である久保先生からご教授いただくことでした。
生徒が課題研究で取組んでいる赤星病
この赤星病は他の植物と共生しないと生きていけない絶対共生性が強いとのこと。
そのため、培養は難しく
生徒達の研究では、納豆水で赤星病を予防できるのか、シャーレ内で小空間で実験をしており、
寒天培地で赤星病に似たコロニーの増殖を確認しておりました。
しかし、おそらく他の菌(カビ)であるとの同定結果となり、研究はまた振りだしに戻ることに。
実際のナシの葉に発生した赤星病を予防できるのか、野外実験にて納豆水をふりかけ、その発生数を確認することで、
予防ができるかどうかの定量的変化を調査するのが良いのではないかとアドバイスを頂きました。
まだまだ赤星病との戦いは続きそうです、研究を進めるうえでの貴重なご助言を頂きました。
的確なご指導と、充実した施設には驚かされるばかり。今後の研究の発展にも期待しつつ、
生徒達にとっては進路選択の一つとしての参考になる、よい機会になったようです。
ところで、
見学の最後に、摂南大学で企業連携により開発されたジュースを頂きました。
シュワシュワした炭酸の聞いたピーチ味でとっても美味しいジュースです。
大阪産のスモモとのこと、果樹専攻らしい果樹の研修にもなりました!ありがとうございました!!!