5月23日(火) 自由民主党農林・食料戦略調査会・農林部会・農林水産業骨太方針実行PT及び農林水産高校を応援する会の主催により、 「農業高校のGAP教育推進に関する意見交換会」が開催されました。この交換会には、全国の農業高校の校長にも参加の呼びかけがあり、参加することができました。

開催場所は、永田町の衆議院第一議員会館。この日はちょうどテロ準備罪法案の衆議院可決もあり、国会周辺は反対集会もあり厳戒態勢。

意見交換会は予定通り16時半から開始。司会進行は、農林水産業骨太方針実行PT副委員長の鈴木憲和議員。開会のあいさつとして、山本有三農林水産大臣、農林水産高校を応援する会会長石破茂議員、農林・食糧戦略調査会長西川公也議員と続きました。

農業高校のGAP教育推進について、まず、農林水産業骨太方針実行PT 規格・認証等戦略検討チーム座長の武部新議員から「GAPをめぐる情勢」の説明がありました。
この説明では、グローバルGAP認証はすでに世界でのスタンダードになりつつあり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで調達される農産物はGAP認証を受けて生産されたものに限られていくであろうこと、GAPへの取組は農業者を農業経営者に変えるものとして必要性があるものとのことでした。
続いて、青森県立五所川原農林高校の山口校長先生とGAPチーム生徒により、グローバルGAP認証取得の意義及びその取組、りんご中国輸出販売研修等について報告がありました。
五所川原農林高校は、農業高校として、初めてグローバルGAPを取得しました。報告では、取得についての経緯と中国でのリンゴ販売についてもわかりやすく伝えてくれました。農業高校生の取得は、地域あるいは全国の農家・企業にも波及するほど大きな功績を生んでいます。
また、この報告に対しましては、出席された多くの国会議員や関係者から質問がありましたが、生徒たちの質問に対する答えには、将来、農業を担っていく自信と意欲が溢れ出ており、彼らの大きな成長を感じ取ることができました。

最後に、公務により遅参された小泉進次郎農林水産業骨太方針実行PT委員長が会全体のまとめと参加者への敬意を表し、締めくくりました。そして、今年岡山で開催される第68回日本学校農業クラブ全国大会への参加を表明されました。

本校でもGAP認証に向けての素早い動きが必要となりそうです。

写真は、小泉進次郎議員と五所川原農林高校の生徒たちです。