100周年記念事業のコンセプトが決定しました!
以下に掲載していますので、
ご確認よろしくお願いいたします!

 

【100周年記念事業コンセプト】
本年10月に日本農業クラブの全国大会が本校で開催され、全国から多くの高校生が本校を訪れます。ところが、本校の正門は、隣接する府道からの距離が短く、大型バスが乗り入れる際に切り返しに時間がかかるために、府道の渋滞が予想されます。このことは長年の懸案でした。正門を府道の歩道から7m奥に移動することでこの問題は解消されます。
本校は来年、百周年を迎えます。この機に校門を移設し、新たな校門をつくろうという案が浮上し、その設計を本校の学校協議会委員でもある、大阪芸術大学の若生謙二教授に依頼しました。若生教授からは次のような設計案をいただきました。
門を府道沿いの歩道から7m奥に移動するとともに、正門を風格のある鉄扉と石積みの門柱にして、生徒をむかえる。向かって右側のケヤキの奥に歩道をつくり、桜と野の花の道とする。現在一列のケヤキの道を二列のケヤキ並木とし、うっそうと茂る木陰の並木道をつくりだす。そして、校門の左側の農場に小高い丘をつくり、現在は奥の農場にいるアルパカや、ヒツジ、ヤギなどを放す。
こうすることで、大型バスは切り返しなく進入できることになります。また、正門は歩道から7m離れているので、朝夕の開施錠の際にも車が歩道にはみだすことはありません。構内から正門に向かう車には、門の手前にカマボコ状のハンプを設けて、車のスピードを抑制します。これまで背丈の高いヒラドツツジで奥の農場の風景は見えなかったのですが、ケヤキの木陰と野の花の道を歩きながら、奥の農場と動物の姿を眺めることができるようになります。アルパカと道の間には柵を設けず、水路を障壁とし、アルパカの地盤を高くすることで、開放的で迫力のある見上げの景で動物を眺めることができます。アルパカの奥の築山の上に枝を組むと、ヤギが木の上をあるくことができます。これらの動物の姿は府道からも見ることができます。
日々、通う校門は高校生活の表紙のような存在です。風格のある鉄扉と石積みの正門を通ることで、農芸高校生の誇りが培われ、府道を通る周囲の人々からは、見上げで眺めるアルパカなどの姿に農芸高校に新たな名所が生まれたと思われることでしょう。
この案は、昨年10月の同窓会総会で承認されました。そして、この案の1/100模型を大阪芸術大学の学生諸君が制作してくれました。改修前の正門の写真と改修後の模型の写真と共に、計画案の図を掲載します。また、この模型での提案は、4月1日の毎日新聞、4月8日の朝日新聞、4月14日の読売新聞に掲載されましたので、その記事を掲載します。
この計画を実現するには、3,000万円が必要とされます。卒業生の皆様のご寄付によって、この案が実現し、校門周辺が在校生の誇りの場となることを切に願います。