9月に入り、暑さも和らぎ、過ごしやすい気候になりました。

 

1年生の農業と環境の実習で畑の栽培を開始しました。

 

 

例年、1学期から一人一畝(6m×0.8m)で栽培を行いますが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で4月~5月まで休校だったため、生徒にとって自分の畝を持つのは今回が初めてです。

 

クワをもって畑へ移動

 

クワで溝を切る様子

 

長い畝を溝鍬(みぞぐわ)を使って、移動しやすくするために溝をつくります。鍬って土をすくったり、ならしたりとても便利なんですよ!

 

 

畑で全体の説明を受ける様子

 

ハクサイの定植の様子

定植の時は深すぎず、浅すぎず、かつ水がたまるようにウォータスペースを確保します。

 

定植が終わったら潅水をします。たくさん潅水すればいいわけではなく、土が乾燥したときに潅水するのがポイントです。

 

 

ハクサイの生育調査の様子

 

 

12個体の生育調査を行います

 

管理作業は初めての生徒が多く、溝鍬の使い方や定植の仕方など、戸惑う生徒も多い印象でした。

植物を栽培することは簡単なことではありません。こまめな除草、潅水に加え、時に大雨や台風が着たり、日照りが続いたり、病害虫が発生したり…

植えてからすぐのため、土が乾いていないか、雑草が生えていないか、目が離せません。

収穫に至るまで自然との闘いがスタートします!

 

【用語紹介】

播種…種をまくこと。

出芽…土から芽が出ること。

定植…苗床から畑に植えること。

ウォータースペース…水がたまるようにスペースを取ること。