令和3年4月26日、1年生「農業と環境」の実習を行いました。
この授業では1人1畝(6。5m×0.8m)を管理し、1年間野菜の栽培を学びます。
今週の実習では、トウモロコシを1人12株、ナス、シシトウを1株ずつ植えます。
長い畝を溝鍬(みぞぐわ)を使って、移動しやすくするために溝をつくります。鍬って土をすくったり、ならしたりとても便利なんですよ!
溝が切れたら、トウモロコシを定植する部分に溝ぐわで筋をつけます。
溝がつくれたら、トウモロコシとナス、シシトウの定植です。定植の時は深すぎず、浅すぎず、かつ水がたまるようにウォータスペースを確保します。
シシトウとナスは風で倒れないように支柱を立て誘引します。
定植が終わったら潅水作業をします。たくさん潅水すればいいわけではなく、土が乾燥したときに潅水するのがポイントです。
定植したトウモロコシは定植から収穫まで草丈、葉の枚数、葉齢を計測して生育調査レポートとしてまとめます。
管理作業は初めての生徒が多く、溝鍬の使い方や定植の仕方など、戸惑う生徒も多い印象でした。また25℃の中での実習だったため、慣れない環境の中で畑作業をしました。
植物を栽培することは簡単なことではありません。こまめな除草、潅水に加え、時に大雨や台風が着たり、日照りが続いたり、病害虫が発生したり…
植えてからすぐのため、土が乾いていないか、雑草が生えていないか、目が離せません。
1年間、収穫に至るまで自然との闘いがスタートします!