令和4年8月28日(日)京都庭園見学会@東山を大阪府立園芸高等学校環境緑化科と合同で実施しました。
今回の見学会では園芸高校環境緑化科有志生徒5名と農芸高校ハイテク農芸科から草花造園専攻生徒及び1年生有志生徒、造園関係の進路に進む生徒が参加しました。
大阪の中心部淀屋橋駅に集合して会をスタートしました。
平安神宮界隈を散策しました。
東山別荘群で唯一通年公開している無鄰菴へ見学に行きました。
無鄰菴は明治期に東山地区に琵琶湖疎水によって京都に琵琶湖の水がひかれ、山縣有朋が水を取り入れた近代和風庭園をつくりました。
庭園を手掛けたのは7代目小川治兵衛で、近代和風庭園の傑作と呼ばれています。
無鄰菴スタッフの方より歴史や庭園の構成について解説していただきました。
東山を借景に取り入れた明治期を代表する名園です。
庭園奥部には琵琶湖疎水開削により京都に引き入れられた琵琶湖の水が滝として流れています。
庭園奥部の沢渡石より建物を眺めます。
庭園奥部は水深が浅く水鏡のように景色が映り込む工夫がされています。
一木一草に渡るまで自然主義的な景観を作り出しています。
無鄰菴の見学後琵琶湖の水を京都へ流している水路閣の見学へ行きました。
無鄰菴は造園の教科書に記載されるほど造園史にとって重要な庭園で、教科書だけでは分からない部分まで見学することが出来ました。
今後も、庭園見学や他校との交流を通して造園について理解を深めていきます。