令和6年1月28日(日)

 

 

ハイテク農芸科で京都庭園見学実習を行いました。

 

 

今回のテーマは

 

 

京都東山の近代日本庭園の背景に迫る!

 

 

です!

 

 

京都は3方を山に囲まれた盆地の地形で西山、北山、東山とそれぞれ呼び名があります。

 

今回は東山エリアにスポットを当てて校外実習を行いました。

 

 

東山エリアは銀閣寺、南禅寺といった有名寺院に加え明治時代以降に琵琶湖疎水が引かれ琵琶湖の水を水運や水力発電に用いてきた京都近代化のスポットでもあります。

 

琵琶湖疎水の当初、東山一帯の工業地化で必要な水を京都市内に引き入れるため計画されましたが、工業地化が白紙となったのち、琵琶湖疎水の豊富な水を庭園に取り入れた別荘群が造営されていきました。

 

 

 

無鄰菴は造園計画の教科書にも掲載されるほど近代日本庭園の代表庭園で、東山を借景に取り入れた庭園構成や自然風景式の植栽の配置は無鄰菴以降の庭園構成に大きく影響を与えました。

 

さらに、無鄰菴で特筆すべき点は庭園の活用方法です。

 

植彌加藤造園による庭園管理に加え喫茶スペース、剪定講座、植物管理の講座、苔玉づくり・生け花ワークショップなど庭で遊ぶ、くつろぐ、触れるといった庭を介した日本文化を体験できます。