2025年年12月25日(木)、農芸高校の最寄り駅である南海電鉄・萩原天神駅近くに鎮座する萩原神社へ、草花造園専攻の生徒が門松の設置に伺いました。

萩原神社様とは一昨年度よりご縁をいただき、門松設置の機会を継続して頂戴しています。

謹賀新年! 草花造園専攻 萩原天神門松づくり

 

ヘビー級な門松!?草花造園専攻2024萩原神社門松設置

 

 

今年度も地域と連携した貴重な学びの場として、生徒たちが心を込めて制作した門松を奉納しました。

萩原神社は、境内から出土する平安時代の古瓦などから、古くより神仏習合の聖地として栄えていたことがうかがえる由緒ある神社です。現在も住宅街の中に静かにたたずみ、境内の社叢は堺市指定保存樹木である樹高約11m、周囲約2.5mのクスの巨木をはじめ、貴重な植生が守られています。

 

準備の様子

12月中旬に近くの山よりマダケを切り出し、

 

雨天での門松設置

当日は3年目にして初めての雨天で雨合羽を着用しての設置作業となりました。

今年は2年生2名、3年生の1名の計3名で門松設置を行いました。慣れない雨の中での作業かつ限られた時間の中での作業となりましたが、普段の実習で身につけた技能を活用して昨年よりも立体感があり、まとまりのある門松を完成させることができました。

 

参加した生徒は、門松づくりは初体験の生徒で植物の向きや配置に迷う姿も見られましたが、拝殿との兼ね合いや植物の持つ曲線と直線の美しさを見極めながら完成させることができました。

昨年に引き続きハボタンをふんだんに使用した、存在感のある門松となっています。

 

設置終了後の振り返りで生徒からは次のような感想がありました。

 

「梅の枝が直線的でどのように使うか考えるのが難しかった。曲線と直線の使い方を考えながら仕上げることができた。」

 

「主役となるマツの材料選びから関わり、完成が見られてうれしく思った。」 

 

「コンテナで高さを出したことで、立派な拝殿にも負けない門松が出来上がったと思った。」

 

「雨のなかでの作業だったが休憩のときに大根焚を出してもらい体が温まり最後の仕上げまで集中して取り組むことができた。」

 

本門松は1月14日まで設置されています。
お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。