今回の「Agrifes Vol.16」では、ハイテク農芸科の生徒たちが実習の成果として「軽トラガーデン」を出展いたしました。
学校を飛び出し、一般のお客様の目に触れる美原文化会館での展示。生徒たちは「自分たちの技術がどこまで通用するか」という緊張感を持ちながら、限られた荷台のスペースに、持てる知識と技術を詰め込んだ小さな日本庭園を築き上げました。

■ 縁起を担ぐ「瓢箪池」と生命の輝き
今回の作庭の中心に据えたのは、曲線美が特徴的な「瓢箪(ひょうたん)池」です。末広がりで縁起が良いとされるこの池には、厳しい寒さの中でも元気に泳ぐ4匹の金魚を放ちました。 石組み一つをとっても、ただ置くのではなく、石の「顔」を見て配置を決める。その一つひとつの妥協なき積み重ねが、会場を訪れた525名の方々の足を止める力になったのだと感じています。

■ 観察する楽しさを伝える「二匹のカエル」
また、生徒たちが自ら考案した「遊び心」も見どころの一つでした。池の中の岩陰には、二匹の小さなカエルがひ っそりと隠されています。 「あ、こんなところにカエルがいる!」 そんな来場者の皆様の歓声を聞き、生徒たちは「細部まで見てもらえる喜び」を肌で感じることができました。これは教室の机の上だけでは決して得られない、生きた学びの瞬間です。
施工の様子
■ 技術を、地域へ。
植栽は既存の農芸高校内の植物に加え近隣で植木卸売業を営む澤野園様へ生徒自ら材料調達へ伺い、シイモチの材料提供をいただき、庭の主木としました。
松の剪定、南天の配置、砂利の敷き方……。これまで実習で培ってきた技術が、一つの作品として結実し、地域の方々に笑顔を届けることができたことは、生徒たちにとって大きな自信となりました。
当日、池を覗き込んでくださった皆様、温かい声をかけてくださった皆様、本当にありがとうございました。 ハイテク農芸科では、これからも伝統技術を大切にしながら、新しい表現に挑戦し続けてまいります。
引き続き、本校生徒たちの活動を温かく見守っていただければ幸いです。







































