令和8年4月25日(土)から27日(月)までの3日間、出雲大社大阪分祠にて開催されました「なにわの坪庭展」に、ハイテク農芸科 草花造園専攻の生徒たちが制作した坪庭を出展いたしました。

今回、生徒たちが挑戦した作品のテーマは「まるさんかくしかくの庭」です。伝統的な造園技法を基本としながらも、高校生ならではの感性を融合させた空間づくりを目指しました。

 

作庭にあたり、空間を構成する基礎的な要素である「丸・三角・四角」を、庭の各所に象徴的に配置しました。 焼杉で作られた「四角」の木枠の中に、柔らかな築山と天窓が描く「まる」の曲線、そして切り石が形作る「さんかく」の直線を巧みに配置。御影石の鋭い稜線と、タマリュウの瑞々しく柔らかな起伏を対比させることで、視覚的な美しさと調和を表現しています。

 

この坪庭には、来場される方々へのメッセージとして、4つの「わ(和・環・話・わ)」という言葉が隠されています。

「和」: 焼杉の木枠に囲まれた、厳かで落ち着きのある和の空間

「環」: 柔らかな光を取り込み、人と地域、環境を結ぶ輪を象徴する円窓(環)

「話」: 美しい木漏れ日の下、自然と腰掛けて心弾む会話が生まれる場所

「わ!」: 庭を目にした瞬間に、人々の心が動かされる驚きと感動

天窓や円窓から差し込む自然光が木陰を静かに照らし、日常の喧騒を忘れて一息つけるような、心安らぐ休憩所を演出しました。

 

 

 

 

【作庭の様子】

 

 

【完成写真】

 

会期中は、多くの地域住民の方々に足を運んでいただき、生徒たちの工夫を凝らした意匠に温かいお言葉を頂戴いたしました。また、本イベントへの参加を通じて、第一線で活躍されているプロの庭師の方々の高度な施工技術や作庭への姿勢に触れ、生徒たちにとって非常に大きな刺激と学びの機会となりました。

最後になりますが、ご来場いただいた皆様、並びに出展にあたりご指導・ご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。今回得た貴重な経験を今後の管理実習や作庭に活かし、さらに技術の向上に励んでまいります。