平成23年 食品加工科 卒業 鈴江 篤さん

【①高校の時に取り組んでいた事、頑張っていた事】

 僕は、中学生の時に漠然とパン屋やさんになりたいと思っていました。その時にたまたまテレビで農芸高校が紹介されていてパンの授業があると知り進路を変更して農芸の食品加工科に入りなんとか抽選で食品流通部にも入ることが出来ました。
学生の時に取り組んでいた事は、これと言って特にありません。笑

 パン屋さんになると言ったものの何をしたらいいのかもわからないのでパンの本を読んだり、なんの根拠も無いのに自己紹介でパン屋さんになるとも言っていました。
 勉強は得意な方でも無かったですが、実習は一生懸命しました。食品流通部では部長もさせてもらえて光栄でした。
でも、学校生活は毎日楽しくて仕方なかったです。大人になった今でも助け合えるとして親友もできた事は宝物です。
とても濃い3年間を過ごせました。

【②卒業から現在の経歴】 

 高校を卒業してからは、製菓の専門学校に一年通いました。卒業と同時に北摂のパン屋さんに就職をして大阪、京都で3軒ほど修行をしました。
19歳の時にパンの世界に入ってもうすぐで12年目になります。
 毎日夜中の1〜2時に起きて夕方に帰って寝ると言う生活で最初はほんとに毎日が辛くて何回も辞めようかと思いましたが、続けている中で段々できる仕事が増えてきてパンの知識と技術も増えて、やりがいも見えてきました。
一つの事を続けると言う事はとても大変ですがとてもカッコいいと僕は思いました。

【③現在の仕事】

農芸高校はとても個性豊かな人達ばっかりで色んな考え方や、価値観の人達もいて当たり前とか普通とかは勝手に自分達で作ってるもので、とても刺激を受けました。
それと、とりあえずやってみる。
色んなことに対してチャレンジする精神も活かされてると思います。

現在の仕事は、2023年6月に夫婦でお店をオープンしました。名前はSlō(スロウ)と言います。地域にゆっくり長く根付くパン屋になりたいと思いつけました。
有り難い事にオープン当初から沢山の方に知ってもらいお店に来てもらう事ができました。
自分が考えて作ったパンを食べて喜んでもらえるのはとても嬉しくて、今まで頑張って来て良かったなーって思えました。
これからも変わる事なく続けていけるように頑張りたいと思います。
またパンを通じて農芸高校とも何かできたらいいなと思っています。


お店のInstagramはこちらから↓@slo.kyoto