【ヒナタ号なに噛んでるの…!?】

 

こんにちは。酪農専攻Love and Beefです。今回はヒナタ号に与えているエサと反すうについて紹介します。

牛は人間と違って複数の胃があり、反すうを行っています。反すうとは、第1胃に大量に飲み込んだエサを再び口の中に戻して、そしゃくすることで胃の中の微生物が消化しやすいようにしています。

ヒナタ号を肥育するにあたって、地域の未利用資源を発酵させたエサを徐々に8kgまで増やし、牧草などを含めた計33㎏のエサを1日に食べています(79日時点)。このエサの設計は、ヒナタ号が1日20kgの乳を生産しつつ、1日0.8kgの増体をすることを目標にして私たちが考えました。

たくさんのエサを微生物が消化するには反すうが必要です。ちなみに反すうの回数は1分間に4060回が正常と言われています。肥育を始める前のヒナタ号は1分間に約50回行っていました。今もその回数は変わっておらず、胃が健康であることが分かります。これからもこの調子で反すうを続けられるようにヒナタ号の観察をしていきます。