大阪府の農業科の教員が、自己の研鑽のために所属する部会があり、毎年必ず農業施設を訪問し研修する機会を設けています。ハイテク農芸科は「園芸部会」として、昨年度は大阪中央卸売市場と食品衛生検査所を見学し、市場で行われる競りや農産物の取り扱いについて学びました。

今年度の園芸部会は平成31年3月27日(水)、富田林市にある「ナカスジファーム」を見学しました。

こちらを見学するきっかけとなったのは、代表の中筋秀樹氏が平成5年3月にハイテク農芸科をご卒業されていることもあり、ご活躍されていることからご依頼させていただきました。代々農家をされており、今年で117年。大阪府でも有名なナスとキュウリを栽培されている農園です。

見学では栽培ハウスを見せていただいた他、出荷調整の様子や、併設するバーベキュー場や農業GAPを踏まえた取り組みをお話していただきました。様々なことにも、取り組まれていて、ヤギも飼われていました。

 

近隣の農家の方と農業事業を行う会社を立ち上げ、農家の協力、新規就農者の支援、行政や民間企業との連携、消費者との機会など、新しい農業のあり方を考えておられ、栽培管理と出荷作業の仕事を分担し、社員の意識向上にも気を遣われていました。

 

年度末のお忙しい中でも研修を受け入れて頂きありがとうございました。ご尽力されている取り組みを学び、より一層、農業科の教員として農業従事者となる生徒の指導に取り組んでいきたいと思います。