野菜専攻・作物専攻では昨年度まで野菜の栽培に使用されていた畑を水田にしました。

 

1年生が田植え実習で使う水田を作ります。

【手順一覧】
①位置出し
②畔づくり
③レベル測量
④土入れ&地ならし
⑤完成

【各作業手順】


①位置出し
水田の畔の角となる位置に杭を打ち込み、水糸を張り、畔の高さと位置を出します。位置を出すことを「遣り方(やりがた)」や「丁張り(ちょうばり)」とも呼びます。


②畔づくり
水糸で出した位置に、水糸の高さまで鍬やスコップで土を盛ります。持った土からは水田に貼った水が漏れないように充分踏み固めます。


③レベル測量
水田の中の高低差を均一にするため、測点を打ち込み、水平となる目安を数か所作る。


④土入れ&地ならし
レベル測量で出したレベル(水平)を基準に土を運搬して、水平にならす。

【ポイント】
水田の中に均一に水がはれないと、水が多い所、少ない所ができて以下の問題が起きます。
 ①イネが水につかりすぎて、沈んでしまう。
 ②イネが水につからないため枯れてしまう。
 ③干上がった部分に雑草が生える。
 ④イネに肥料が均一に行き渡らなくなる。
 ⑤イネの生育にばらつきが出る。

⑤完成

この後、元肥となる堆肥を入れ、トラクターで耕耘を行い、一度水を張り水田が水平かどうか確かめます。

 

詳しくは以下の動画をご覧ください。