「削蹄」という言葉を聞いたことはありますか?馬の靴屋さんと呼ばれる「装蹄師」は有名かもしれませんが、牛の蹄を削蹄する「削蹄師」はあまり有名ではないかもしれません。
繋ぎ飼いで飼養している本校では牛の蹄が削れず、どんどん伸びていきます。蹄が伸びると歩行や姿勢に悪影響が出たり、「蹄病」とよばれる蹄の病気になる可能性もあります。
そのため、定期的に削蹄を行う必要があり、本校酪農専攻では毎年3回、4月・8月・12月に、資源動物科卒業生の削蹄師である佐藤さんに削蹄を実施していただいています。その際には生徒に蹄の構造や削蹄について講演をしていただくこともあり、生徒の重要な学びの場にもなっています。「削蹄師」が人員不足というお話しも伺ったため、酪農専攻で興味がある生徒が将来削蹄師になる可能性も…?
次回もよろしくお願いいたします。
削蹄師の佐藤さんについては、農芸高校HP「同窓会 みのり会」の『活躍する卒業生 Vol.2』に掲載されていますので、ぜひご覧ください。