答えの前に、
この機械は、兵庫県立西脇工業高校の生徒と先生方によって作っていただき、寄贈いただいたものです。
ありがとうございます。
昨年卒業した先輩たちがプロジェクト学習の中で「和泉木綿」の栽培とその普及活動に取り組んできました。
和泉木綿は、昔大阪でも綿花栽培が盛んにおこなわれており、その中でも泉州地方の特産品として毛足が長く良質な綿として知られ、当時は手ぬぐいや浴衣に用いられたそうです。
しかし、化学繊維や輸入綿花の影響で国内で綿花栽培は衰退し、近年綿花の自給率はほぼ0%
それら伝統文化と和泉木綿を復活させたいとの思いから、和泉木綿の会から譲り受けた種から和泉木綿の栽培を開始
収穫した種と栽培方法を記したレシピと一緒に地域や小学生に配布するなど、
それら普及に向けた情報発信を開始しました。
知的財産権学習の中でも自分たちの活動を発信し、
生徒間・学校間交流の中から生徒たちが自らの問題を
「和泉木綿の綿から種を取り出す作業が大変、困っているから助けてほしい」
と投げかけ、
それを受けて「よし、まかせろ!」と助けてくれたのが
同じ知財学習を学び展開型として実践的に取り組まれている
兵庫県立西脇工業高校の皆さんです。
これまでの作業はすべて手作業
綿を作るためには、種にへばりついた綿を手でちぎって取り除かなければなりません。
簡単には取り除くことができず、ひとつの種から綿を取り除くだけでも一苦労
しかし、この機械の誕生により、
1.5倍以上効率が上がり、
なおかつ、質の良い綿として生み出すことができる
素晴らしい商品
そう、
正解は、綿繰り機です。
ぜひ、一度ご体験くださいませ。