この時期の旬の恵み、タケノコを缶詰に加工しました。
毎年11月に実施される収穫感謝祭で、生徒・職員約700名全員で食べる炊き込み御飯の具材の一つとして、この時期に缶詰に加工して保存しています。
原材料は枚方市の竹藪で収穫された新鮮なタケノコを使用します。
その日のうちに穂先と根元を切り落とし、縦に切れ目を入れて二重釜で下茹します。
皮をむき、「調整弓」という竹を曲げ、たこ糸を張った専用の器具で姫皮を丁寧に除きます。強すぎず、弱すぎず、適度な力加減で斜めに調整弓を引くと上手にむくことが出来ます。
穂先がきれいになったら、根元の表面を包丁でむいて調整作業完了です。しばらく流水で「水さらし」をします。これは、缶詰の中でチロシンという白い析出物が発生するのを極力抑えるためにおこないます。
既定の量を缶に詰め、薄い食塩水を満たし、脱気をした後缶に蓋をします。
レトルト殺菌器で殺菌し、冷却すると完成です。
11月、農芸祭が終わったら収穫感謝祭です。生徒の皆さん、今年も美味しい炊き込み御飯を期待しておいてください。