高校カフェ Café Vert
先日の日曜日、開店しました。
カフェヴェールは今回が最終回。
たくさんのご来店ありがとうございました。
カフェヴェール最後の日は、冬の風が吹きつける寒い寒い日になりました。
お客様にお聞きしたところ、入店は3時間待ちだったとのこと。寒い中お待ちいただき、本当に申し訳ございませんでした。
地域の憩いの場を目指した私たちのカフェ。
いつの間にか、多くのお客様に列をなしていただけるようになり、ありがたい反面、地域の方々が、気軽に来店できる憩いの場ではなくなってしまったのかもしれません。
2011年11月、
泉北三原台で第1回を開催したカフェヴェール。
はじめは、小さな高校生カフェでした。いま思うと、プレートにはロールケーキやクレームブリュレ。素朴なスイーツメニューでした。1期生のメンバーと考えた「CaféVert」という店名。Vert はフランス語で「緑」という意味。まだまだ未熟だけど、元気いっぱいの若葉のイメージで名づけました。
カフェは、多くの方からの支援を受けながら、泉北ニュータウン内を三原台、竹城台、槇塚台と場所を変え、また、老人ホームでの出張カフェや親子スイーツ教室も開きました。未熟だった「若葉のカフェ」は、地域の方々のあたたかな応援を受け、多くの方々に育てていただき、いつしか行列が途切れないカフェに成長しました。
ピンチもたくさんありました。
直前に、メインメニューのスイーツが大失敗してしまったこと。
お借りしていた店舗が、2度もなくなって、次の場所を探したこと。
そして最大のピンチは何といってもコロナ禍。
数か月かけて準備しては直前で中止になってしまう、そんな日々が繰り返されました。
でも、私たちの自慢は、その中でも、12年間、明るい笑顔と元気な声を絶やさなかったこと。涙流す日もあったけど、翌日にはまた、みんなで笑顔を取り戻して頑張ってきましたね。
12年間、たくさんの高校生たちが活躍し、巣立っていきました。プロになって第一線で活躍するOBも数多くいます。プロになってから見返すと、所詮、高校生のイベントなのだけど、「ここから学んだ多くのことを今でも心の中で大事にしています」の言葉に泣かされますね。
またどこかで、
未熟な高校生のカフェが産声を上げたら、
また皆さんのあたたかい応援で育ててあげてください。
ほんとうに長い間、
応援いただきありがとうございました。
高校生カフェ Café Vert。
これにて閉店いたします。
Café Vert の記録は
Instagram または Facebook で遡れます
高校生カフェCafé Vert Instagram ↑クリック!
食品加工科 Facebook ↑クリック!