イチジクは漢字で「無花果」と書きます。

一見花が咲かないのに果実が実るように見えることから、このような漢字となったようです。

ただし、花が咲かないのではなく、私たちが食べている果肉は、実は花とその周辺部となります。

大阪は全国で有数のイチジクの生産地で、本校でも隣の羽曳野市の農家さんから毎年販売に適さないものを安価で譲って頂いています。

今年は夏の高温と、数度の台風に見舞われましたが、500Kgを仕入れることが出来ました。

 

イチジクは鮮度の低下が著しいため、新鮮なうちに皮をむきます。

イチジクには「フィシン」というタンパク質分解酵素が含まれています。

イチジクを食べると口がかゆくなるのはこのためです。

そこで、全員手袋を着用して作業をします。

砂糖のみを加えて煮詰め、最後にクエン酸を加えます。

酸がイチジクの色素と反応して美しい色になります。

濃厚で風味豊かなジャムが出来ました。

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