令和元年5月25日。ツツジの見ごろが終わり、初夏の訪れを感じる季節となりました。

農芸高校の水田には水が引き込まれ、田植えの時期となりました。1年生は毎年、中間試験後に田植え実習をしています。

 

田植え実習の3日前にハイテク農芸科作物班3年生が代かきを行いました。

代かきとは、土と水を撹拌(かき混ぜ)し水と酸素を土に供給する田植え前に行う作業で、トラクターに代かき専用機械を取り付け、撹拌、凹凸が無くなるように均平にします。

 

代かき前の水田の様子

 

代かきを終えた水田の様子

 

  

先輩に指導してもらいながら、田植え紐を頼りに1株1株丁寧に植えていきます。

 

 

手植えの後は機械でも田植えを行います。

田植え機を使う手植えに比べ効率が良いことに加え、植えると同時に施肥もできます。

 

田植え実習を終えて生徒の感想

「農家の人の田植えを見たことはあるが、早かったことを覚えている。実際にすると泥に足を取られ植えるのが難しかった。」

「田植えをしていて、カエルやトンボ、アメンボなど田んぼにはいろいろな生き物がいて、棲み処になっていることに気付いた。」

 

 

田植え直後の1株は弱々しく見えますが、成長とともに株元から新しい茎が分かれてくる分げつが進み、収穫時の茎の数は約10倍にもなります。

収穫は8月とまだ先ではありますが、日々成長していくイネから目が離せません!