甲州(ブドウ)は

昔から日本で栽培されている在来品種ではありますが、その起源は

ヨーロッパブドウにあり、

中国の野生ブドウであるトゲブドウとの交雑により生じた品種ということが最近の論文で明らかになっています。

所説はありますが、

奈良時代~平安時代末期に

ヨーロッパから中国~朝鮮半島での交雑を経て、山梨県に渡来して、

今もなお、日本各地でも栽培され続けています。

トゲブドウも甲州も、本校で保有する歴史あるブドウの品種の一つです

また古くから栽培されている日本固有の在来品種、甲州三尺も本校で保有しています。

これらブドウ品種のおかげで、いま日本に存在する多くの栽培品種が生まれています。

今では皮ごと食べることのできるニーズの高まりから、

シャインマスカットを中心とした交配から皮ごと食べることのできる

緑だけではなく、赤や黒色のブドウの品種改良が進んでいます。

せっかくなら本校で保有する日本の在来品種を活用して

品種改良を生徒と共に生み出したいものですね。