【ヒナタ号の受精卵は回収できるのか…】
こんにちは。酪農専攻Love and Beefです。
本校では、昨年度から大阪府立大学獣医学類の協力を得て、受精卵の回収を行っています。
ヒナタ号は前回の分娩から7回人工授精を行いましたが、残念ながら一度も妊娠しませんでした。その理由はわかりませんが、「受精して受精卵ができても着床しなかった」という可能性を考え、受精卵の回収に挑戦しようと思いました。
6月10日からヒナタ号にホルモン剤を投与し、通常よりも多くの卵子を排卵させて複数の受精卵を回収する計画を立て、6月26日に獣医師による回収作業を行いました。しかし、ホルモン剤が卵巣にうまく作用せず、受精卵を1つも回収をすることができませんでした。
昨年度、本校で飼育している黒毛和種経産牛で受精卵の回収を3回試み、計18個の受精卵を採取することに成功しています。ちなみに、投稿写真は2019年11月15日に黒毛和種えがお号から回収した受精卵です。「ヒナタ号の遺伝子を残したい」と思う気持ちは変わらないため、8月下旬に再挑戦したいと考えています。