桜下小径の管理第3回はコンクリートの板石のアプローチの地際(地面との境目)出しについてです。

 

【使用道具】
手まんのう、手み、手ぼうき、軍手、こうがい板(かき板)

【実習手順】
①空間の確認
②アプローチの地際出し
③突き固め
④地均し

【各作業手順】


①空間の確認
空間の仕上がりの線を意識して、アプローチの地際を出します。

②アプローチの地際出し
コンクリートの板石と土の地際(境目)を手まんのうではっきりと見えるように土を削る。
際の草や根は抜いていきます。手まんのうで根を掘り起こすように土を削り取ります。
根を残してしまうと、地際の線が美しく出ないため、取り除きます。
手間ですが、この手間があるかないかで仕上がりは大きく変わります。

③突き固め
ある程度地際を出したら、コンクリートの板石が浮かないように、地際を突き固めます。
コンクリートの板石はモルタルで固定していないため、突き固めないと、傾いてしまいます。
コンクリートの板石の周りを突き棒や道具の柄などで、十分に突き固めます。


④地均し
ある程度、突き固めができたらこうがい板(かき板)を使い地均しを行います。

【こうがい板(かき板)について】
こうがい板(かき板)は地均しに使う庭師道具の一つです。地均しの他に、土を削る、浅く掘る、たたいて固めることができます。主に、厚さ2cm程度の板の端材で作ります。

 

詳しくは以下の動画でご覧ください。