令和4年5月21日。ツツジの見ごろが終わり、初夏の訪れを感じる季節となりました。

 

農芸高校の水田には水が引き込まれ、田植えの時期となりました。1年生は毎年、中間試験後に田植え実習をしています。

 

田植え実習の前にハイテク農芸科作物班3年生が耕うんと代かきを行いました。

耕うん前の水田にはレンゲが咲いています。

レンゲはマメ科の植物で根粒菌によって空気中の窒素を土中に固定する窒素固定により地力を向上する効果があります。

 

レンゲと一緒に耕うんします。 

 


代かき前の水田の様子

代かきとは、土と水を撹拌(かき混ぜ)し水と酸素を土に供給する田植え前に行う作業で、トラクターに代かき専用機械を取り付け、撹拌、凹凸が無くなるように均平にします。

 

 


代かきの様子

 

 

はじめに作物専攻の先輩から田植えの進め方を教えてもらいます。

 

田植え実習で植える米の品種はミルキークイーンです。

 

水田で作物専攻の教員から直接植え方を教わります。

 

いよいよ、水田へ!

 

先輩に指導してもらいながら、田植え紐を頼りに1株1株丁寧に植えていきます。

 

手植えの後は今年度導入された新型田植え機でも田植えを行います。

手植えに比べ効率が良いことに加え、植えると同時に側条施肥もできます。

 

 

田植え直後の1株は弱々しく見えますが、成長とともに株元から新しい茎が分かれてくる分げつが進み、収穫時の茎の数は約10倍にもなります。

収穫は8月とまだ先ではありますが、日々成長していくイネから目が離せません!